現代の呪い、嫉妬、妬み、恨み

逆恨みのイメージ画像

 

とある病気で女の子がお母さんに連れられてきた。

 

数回の施術をすると段々と健康になり学校に行けるようにまで回復してきた。

 

しかし、どうも治りが遅い、いつもなら治って当然という感じだが、ゆっくりゆっくりと治っていく。

 

それでも、もうそろそろ卒業かという頃に、ふと思い立って、いつも通り気を送っている時に、一般的にいわれるであろう言葉でいうと霊視をしてみた。

 

霊視といっても直接目に見えるわけではなく、頭の中にイメージとして見えると言った方が正確な表現になると思う。

 

今でもあの嫌な感覚がすぐに思い出せるが、見た瞬間のなんともいえぬ嫌な感覚は他に例えようがないものだった。

 

触ったり近寄ったりしてはいけないもののような、危険というかただ純粋な悪というか、善的なものは一つも感じなかった。

 

怒りですら正義感から起こりえるが、怒りですらなかった。

 

気持ち悪さ、攻撃的、強い念といったものが入り混じったエネルギーがまとわりついていた、一言で表すと呪いという言葉が一番しっくりくる。

 

しかし、そこで考えて出た答えは、現在に呪いの儀式のやり方を知ってる人はいない、とういうことは呪うような感情と言えば嫉妬や妬み、僻みなどの類しかないと思った。

 

通常生活していて子供が嫉妬や妬みなどの対象になることは起こりえないから、あるとしたら逆恨みくらいしかないと思った。

 

勉強で点数や成績といった数字がはっきり出るので、可能性は低いという事で、あとは消去法で部活しかない。

 

そこで部活をしているか聞くと女の事はバスケットをしているとのこと、部員数は数十人、自分はレギュラーでキャプテンというのである。

 

これだと思って、女の事のお母さんに「ママ友や部活の中で、嫉妬や妬みってありますか?」と聞くと、「あぁ、あると思います」と何か思い当たる節があるように返事をした。

 

そのまま

 

女の子がいるまえでこれ以上話を掘り下げない方が良いと判断して、いったん話を掘り下げるのをやめて気功を続けることにした。

 

気を送り続けてしばらくすると、先ほどの霊視をした際の嫌な念というかエネルギーが女の子からだいぶ消えるというか抜けたのが分かった。

 

そこで女の事に何か変化があるか聞くと頭が温かくなっているという、そしてお腹も減ってきたと。

 

これはうまくいったと手ごたえがあったので、その日は気功の施術を終えることにした。

 

女の子の施術を終えて、お母さんの番になったのでお母さんに先ほどの嫉妬や妬みの話を聞いてみると、

 

娘さんが通うバスケットチームのあるお母さんが、ある日「全国大会に連れてってほしい」と突然コーチにお願いし始めたころから、あれこれ口を出すようになったとのこと。

 

そのお母さんはバスケット経験もないのに、練習態度に口を出したり、コンビニにキャプテンや副キャプテンを呼びつけて説教をししていたとのこと。

 

他にはその問題のお母さんの意に反したことを他の人に言われると、ヒステリックに逆上して言葉を荒げて反論するなど手に負えないとのことだった。

 

おそらく、今回の原因不明の体調不良の原因は、問題のバスケットチームのお母さんの念が根本だろうと思う。

 

一週間後に経過を聞くと、今までとは段違いで改善して、以前の元気な時と同じように学校に通えているという事で安心した。

 

今回学んだのは気功には人の恨みやつらみなどの念も浄化というか中和する不思議な力があるという事だ。

 

それと同時に人の悪意は間違いなく、人を不健康にする力があるという事。

 

一つ気がかりなのは、人は呪わば穴二つという言葉があるが、私のただの思い込みや勘違いなのか、呪いをかけた事がばれてしまうと、呪いをかけた本人に返ってくるという事を聞いたことがあるような気がする。

 

だから、もし私の霊視が当たっているとするなら、呪いをかけた事が私にばれたという事は、呪いをかけた本人に不幸が訪れるかもしれないという事だ。